正常性バイアス2021
・修理できないために埋め立てられる「電子ごみ」が社会問題に
これは、消費者にとってはウザくてコストがかかるだけという問題ではありません。環境への影響もとてつもなく大きいんです。
○ググる前に妄想せよ!元NHK_PR1号の「面白い」発想法(Diamond)
・複雑なアイデアより、シンプルなアイデアのほうが課題をストレートに解決してくれるものだ。しかし、それがあまりに鮮やかなときには、一度疑ったほうがいい。なぜなら、作り手が自分に酔っていて、思った以上に受け手に伝わらないことがあるからだ。作り手が「これは画期的なアイデアだぞ」「上手いこと言ってやったぞ」などと感じているときは、案外失敗している。
○仕事のできない人は「アート」の価値を知らない(東洋経済)
・私たちは「正解を速く正確に出せる人」を「優秀な人材」と考える強い傾向がありますが、それは「問題が過剰で正解が希少な社会」において形成された一種のバイアスなのだということを忘れてはなりません。
○世界はすでに、各国が「利己的」にならざるを得ない危険な状況に陥っている(Diamond)
・自由主義経済による国際秩序の基礎には、地政学的な下部構造があるということ。言い換えれば、グローバル化は自然現象などではなく、グローバル覇権国家が自由主義的な経済秩序を構築することを志向した結果なのだということです。
・TPPは、オバマ大統領自身が横浜で開かれたAPEC首脳会議で明言したように、アメリカが輸出を倍増させることで国内の雇用を増やすという戦略の一環だったんです。オバマにとってのTPPは、他国の雇用を奪うための、一種の近隣窮乏化政策だったのです。
○プロと同じレベルで稼ぐ「素人」たちの"共通点"(東洋経済)
・昔は、一定の訓練を受けた人たちのコミュニティーでしか共有されていなかった有益な情報が、インターネットの出現で情報がオープンとなり、誰でもアクセスできるようになった。
・専門的な施設や組織に関わらずとも、スマホを使うことで、プロに近づく技術を身につけることは、誰にでもできるのだ。
○鬼滅の刃は「本当うまくやった!」でも“限界”と語る真意とは ーー富野由悠季監督に聞く、アニメ業界の「現在と未来」(livedoor news)
・素人さんにとって楽しいツールとしてTikTokみたいなものがある。そういったツールで、あれだけ動画で遊ばれちゃうと、数に関してはもうプロが追いつかない。
・根本の部分で身についていない、物事を理解していない、ということをどういう風にして学習するかっていうと、やっぱり“根本のことを押さえられる”のと、“技術に対応していくだけのもの”は本当に違うことなんです。
○突然はじまったロバと老夫婦の話(トヨタイムズ)
・要は「言論の自由」という名のもとに、何をやっても批判されるということだと思います。
最近のメディアを見ておりますと「何がニュースか?は自分たちが決める」という傲慢さを感じずにはいられません。
「一億総ジャーナリスト」と言われるくらい誰もが情報を発信できる時代です。
情報によって人を傷つけることもできれば、元気にすることもできると思います。
大切なことは、「その情報を伝えることによって、何を実現したいのか」ということだと思います。
もっと言いますと、「どんな世の中をつくりたいか」ということです。
○「クルマを走らせる550万人」の意味するところ ~ 自工会のCMが問いかける重さ(YahooNews)
・電気自動車は、排気ガスを排出せずに走行するため、確かにその時点ではクリーンで環境にやさしいというイメージを持つ人が多い。しかし、実際にその生産から、廃棄までを考慮に入れた場合、ガソリンエンジン車に比較して、本当に二酸化炭素排出量が少なく、環境にやさしいのかという問題がある。
・次世代産業、ベンチャー企業、起業家育成など華やかに見える分野も、もちろん重要である。しかし、今現状のコロナ禍による世界経済の停滞とその中でも自動車産業の競争激化を見据えれば、現況の日本の自動車産業をどうするかという問題は、日本経済を左右する最重要課題であることに気づくはずである。
○「脱ガソリン車」を急ぐと、自動車業界が電機業界と同じ轍を踏む理由(Diamond)
・トヨタ自動車やホンダといった日本メーカーが、これまでハイブリッド車に力を入れてきた理由の1つは、電気モーターに内燃機関をセットにすることによって、複雑でインテグラルなアーキテクチャを自動車の製品開発に残すという、技術優位性の延命策でもあった。
・日本の自動車産業にとって怖いのは、急速なEVの普及が自動車の製品アーキテクチャを急速に変化させ、モジュール型の製品にしてしまうことである。デスクトップPCやデジタル家電などはモジュール型アーキテクチャの製品の代表例であるが、どれも標準的な部品の組み合せによって誰でもつくることができる製品になったので、新規参入企業が増え、価格競争が激化し、あっという間にコモディティ化に陥ったのである。
・エレクトロニクス産業の失敗の轍を踏まないためには、内燃機関からEVへのシフトはある程度慎重に行う必要がある。少なくとも、日本の主要自動車メーカーがEV化しても競争優位を維持できるような体制づくりができるようになるまで、ガソリン車という既存製品のビジネスが「キャッシュカウ」となって利益を出し続ける必要がある。
・ガソリンだけが石油製品ではないという問題だ。ガソリンは原油を精製することによって取り出される石油製品の1つだが、同時に原油からは産業用に使われる重油、ディーゼル車に使われる軽油、家庭の暖房などに使われる灯油、家庭の調理器具やお風呂に使われるLPガス、プラスチックなどの化学製品の原料となるナフサなどが精製されている。