正常性バイアス2013

電子立国、2012年の衝撃(日経BP)

・日本の電子産業貿易が辛うじて黒字を維持しているのは、電子部品の輸出が伸びてきたおかげである。
・落ち込みが激しいのは製造業の方である。日本の電子情報通信分野では、ハードウエアに関するかぎり、生産も輸出も内需も衰退が続いている。これが2013年の現状である。
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ITが人間に牙をむく(東洋経済)

・コピペで安易に装飾された内容の薄い資料がたくさん濫造されて、それがさらにコピーを生む状態です。結局、自分の考えがなくなってしまう。
・食品とか自動車などの工業製品は、厳格な法規制があるのに、ITにはそれが不足しすぎている。パチンコよりも賭博性が高いことが野放図にされたり。明らかに依存症という疾病が巻き起こされることが分かっているのに利用制限もなかったり。これは無法地帯。
・今までのテクノロジーと一番違うのは、かなり急速にあっという間に広がり、まだ広がり続けていることです。



貿易赤字の常態化は日本経済への「黄信号」(日経BP)

・日本の貿易構造が変化し、恒常的な赤字をもたらしていると考えるべきでしょう。
・われわれの気がつかないうちに進行している大きな問題がもう一つあります。家計貯蓄率の悪化が日本経済の土台を揺るがしつつあるのです。
・統計を冷静に見ていくと、知らないうちに日本の足場が浸食されているという事実に唖然とせざるをえません。


バブル、バブル、バブル(東洋経済)

・このマニアックな面白さや、一部の金融リターンが、一般的なプレーヤーや大衆の目を引くと、一気に広がりを見せる。そして、その広がりは、マニアックでないほど、専門知識がないほど、実体についての理解が乏しいほど、早く、幅広く拡大する。だから、実態に乏しいものほど、バブルになりやすく、バブルは大きく膨張するのだ。
・熱狂を覚ます有識者は、無粋で人々を不幸にするものとして、社会から排除され、メディアからも姿を消していく。


なぜ日本の家電企業はTVに固執するのか 4K、8K…需要あるの?(SankeiBiz)

・全世界を見渡せば、まだまだ需要旺盛なビジネスかもしれないが、浮き沈みの激しいIT・デジタル家電分野で、いまなおテレビを主力に位置付けている企業が勝ち抜けるはずがない。テレビは最先端の塊でも、数年もたてば売れば売るほど赤字を垂れ流す“枯れた商品”だからだ。
・極論かもしれないが、今の日本企業の独創性のなさは高給をちらつかせて技術者を引き抜き、売り上げを拡大してきたサムスン電子など韓国勢と大差ないのかもしれない。
・しかし、日本的な手法は今後通用しづらくなるだろう。デジタル技術の進展で家電製品は汎用化され、驚異的なスピードで低価格化が進むため、“マネシタ商法”では利益を上げることができないからだ。


日本企業が世界で復活する“たった一つ”の方法(Businessjournal)

・自分が本来得意な土俵がどこにあるのかに立ち戻ることが、戦略の原点なのだ。
・2013年現在、日本企業が直面する苦境とは、
 ・グローバルな競争相手の圧倒的な規模に勝てない
 ・ITを武器とするイノベーションによって自分の製品が陳腐化していく
 ・中国をはじめとする新興国に製造コストで勝てない
 ・それらの要素を組み合わせた国内の新興の競争相手に価格競争を仕掛けられる
 ・対抗するための資金調達が十分にできない


"ゆでガエル"と化した日本企業(日経BIZ)

・ではなぜ、日本企業はこのような苦境に陥ってしまったのか。それは、この十数年間、「グローバル化」と「デジタル化」によって、ものづくりをめぐる環境が大きく変化したにもかかわらず、日本企業がその現実を直視せず、きちんと対処してこなかったからにほかならない。
・部品やモジュールを独自設計し、現場で調整を重ねながら独自に高品質の製品をつくり上げていく「アナログものづくり」の時代は、経験豊かな技術者を抱える日本企業の独壇場だった。しかし、デジタルものづくりの時代になると、「製品のモジュール化(個々の部品ではなく、標準化された部品群の組み合わせで開発や製造を考える発想)」が進み、業界の先駆者ならずとも、どの国のどのメーカーでも、従来に比べれば容易にハイテク製品をつくることができるようになった。
・デジタル化が進んだ世界にあっても、「自分たちがつくった技術は絶対にマネができない」「品質の高いものをつくれば必ず売れる」と思い込んでいる技術者。決断を先送りし続けた挙げ句、立ち行かなくなると技術者を切り捨て、みすみす技術の流出を招いている経営者。使いもしない機能であってもすべて欲しがり、完全無欠の品質を要求する消費者――。こうした経営者、技術者、消費者それぞれの傲慢が、日本のものづくりからスピードや柔軟性を奪い、国内で流通する製品は軒並み、過剰機能、過剰品質、高コスト構造という特異な形で進化してきた。


「機械との競争」に人は完敗している(nikkeiBP)

・イノベーションが進み生産性が向上したのに、なぜ賃金は低く、雇用は少なくなったのか。「デジタル技術の加速」のためです。
・200年前は、古い仕事が姿を消すのと同じような速さで新しい仕事が生まれました。それはここ最近、すなわち1990年代の終わりくらいまで続いてきた。
・たいていの経済学者は「生産性が上がるとすべて(の問題)を解決する」と考えてきました。だからやるべきことは生産性の向上だと思っていた。それは正しかったのです。ただし、97年までは。
・過去10~15年の間に、デジタル技術の能力拡大を我々は目にしてきたはずです。そして人々はそれに追いついていけなくなっている。
・ひとたび何かが発明されると、ほとんどコストなしでコピーができる。そしてそのコピーを即座に世界のどこへでも送り、何百万人という人が同じものを手にすることができる。高いお金をかけて工場を建設しなければならない製造業などとは全然違う。過去200年とは全く異なる影響を雇用にもたらす。


レアメタル、レアアース問題にはウソが多すぎる(東洋経済)

・今のままなら結局、日本はさらに空洞化現象が進み、独立国家としての産業構造が維持できなくなる。わかってはいるがこの危機感を日本の産業界はあえて無視しているのだから、過失犯と言われても仕方がないのではなかろうか?
・レアアースマグネットを増産すれば全てのエネルギー積は減少しても、資源国の環境負荷は増大するのである。レアアース産業は環境経済がグローバルに拡大化すればするほど発展するが、皮肉なことにその資源開発が進めば進むほど、環境問題が発生するというパラドックスに悩まされる。
・一部の評論家や官僚の一部が恣意的に「日本の技術立国伝説」を喧伝しているだけである。
・しかし日本の国益を考えると、空洞化スピードが遅くなるように制限するような工夫も必要である。技術流出はいったん堤防が崩れると、なし崩し的に移転が始まり収拾がつかない状況になる可能性もあるからだ。


電気・電子産業の国際競争力を指標で見る(日経BP)

・従来、日本は加工貿易に力を注いできた。原材料を輸入し、製造・組み立てという付加価値を付けて海外に輸出する、というモデルである。図1で説明したが、1988年時点における「貿易特化係数」は、電算機類(含周辺機器)0.68>原材料製品0.11であり、完成品の値の方が大きかった。しかし、2011年になると、電算機類(含周辺機器)-0.62<原材料製品0.18となって、原材料の方が大きくなる。つまり、現在の「貿易特化係数」の数値は、従来の加工貿易モデルがもはや成立していないことを明示している。ちなみにこれらの数値が逆転した時期は、1999年から2005年ごろである。
貿易特価係数
・自動車部品業を絡めた巧みなコラボレーションと高度な生産技術を背景に、依然として強い国際競争力を維持しているようだ。

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