正常性バイアス2014

「CVT」の終わりは日本車の始まり 2014年クルマ業界振り返り(ThePage)

・技術の進歩を考えた時、全員が同じ方向に向かうのは危険だ。仮にいくら一番堅実に見える選択肢でもそれに集中してしまうのはリスクが高い。競馬で「本命に全財産」を掛けるのと同じなのだ。流して買うことは必要なリスクヘッジだろう。


円安でも喜べない、日本のモノづくりの実情(日経BIZ)

・日本の映像・音響製品がグローバル市場で競争優位を失っていることはすでにコンセンサスになっているであろうが、それとともに輸出数量も縮小していった。円安の恩恵を受けるというような環境ではないだろう。
・通信機器の貿易収支は1990年度以降も2006年度までは黒字を達成していた。そのバランスを、スマートフォンというアプリケーション、とりわけiPhoneという単一のプロダクトが一気に崩していったことになる。「ほかの産業でも同様のことが起き得る」と考えるだけでも恐ろしい。
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アップル・グーグル「クルマ支配」へ本格始動 自動車産業は敗北の道を歩むのか!?(Diamond)

・エンドユーザーの利便性が上がると同時に、自動車メーカーは自社ブランドとして構築した車内空間を壊される。そして、アプリを介した各種サービス等の「コト売り」の収益を、アップルやグーグル、さらにはアマゾン等のクラウド業者に吸い上げられてしまう。自動車メーカーにとって、車載器とスマートフォンとの連携はMUSTだが、その代償は極めて大きい。
・自動車産業にとって、アップルとグーグルはけっして「パートナー」ではない。彼らは自動車産業の収益を奪い取ろうとしている「敵」である。シリコンバレーは、自動車産業にとって「敵地」である。彼らにとって自動車産業は、「都合の良いお客さん」である。


事前の仕込みこそが、勝利の秘訣(日経BIZ)

・勝利をまず得てから戦争をする、という言葉が分かりにくいために、妙な言葉に見えてしまう。しかしその意味は、勝てる態勢や状況をまず作ってから、実際の戦闘を始めるべし、ということである。敗軍は勝利への態勢作りが不十分なまま戦闘を開始して、その戦いの中で勝機をつかもうとする。だがそのチャンスが訪れることは稀で、結局は敗れてしまう、というのである。
・戦略の本質は、「実際の戦いの前に」勝てる態勢と状況を作っておくこと、そしてそうした事前準備をした上でタイミングを見て実際の戦いを始めること、その二点にあるということになる。
・敵が自分たちの想定を超えた戦略をとってきたとき、なんとか反撃しなければならない。しかし、想定を超えているのだから、勝てる準備が整っていないことが多い。それでも、反撃しないよりは少しでも反撃した方がいい、何らかの反撃をせざるを得ない、と考えてしまう。それで、仕込みが不十分なまま行動に出てしまう。じつは、仕込みが不十分な反撃ならしない方がましなのかも知れないのに、である。


軽自動車が人気!?次世代車で沸く自動車業界の現状と展望に迫る!(経営者online)

・リーマンショック後の主要業種別の輸出数量を見ると、主力輸出産業の自動車輸出数量は大幅に低下しています。円高が修正された現在でも回復していない背景は、海外需要に海外生産で対応していますので、円安になっても日本からの輸出は増えることはありません。
・これは、他の家電産業や通信機器産業などすべての産業に言えることですが、海外生産への移行や国際競争力低下などは、円安では解消できませんので、輸出を増やすには、輸出企業を取り巻く経営環境の改善し、産業競争力を高めることです。


トヨタ化するグーグルと、グーグル化するトヨタ 好調自動車業界にも忍び寄る「電機業界のトラウマ」(Diamond)

・ クルマは“愛”という言葉をつけられる製品です。他の工業製品では、そうならないことが多いです。

 その違いは運転することが「クルマと対話すること」に近いからだと思います。だからこそ、クルマは単なる所有物でなく、オーナーと愛車という関係になり、そこに様々な物語が生まれてきます。クルマがいつまで経っても、そういう存在であるようにしていかないといけないとモリゾウは思っています。


マックだけじゃない、外食業が嵌った「低価格競争のワナ」(J-cast)

・「商品の低価格化は、生産能力をアップさせることで安く提供できる商品をつくるというのがセオリーです。それが昨今の『安いもの勝ち』のような風潮のなかで、商品を安くするために、安くつくれる材料や場所、人を探してきてつくっている手法がそもそもの間違いを生んでいます」と話し、低価格による商品提供が「限界にきている」とみている。
・コストを必要以上に落とすことのリスク、それが食べものであれば、品質が落ちれば危険度(人体へのよくない影響)が増すことのリスクを、消費者もそろそろ認識すべきです。これまではブランド力を信用してきたのでしょうが、今後はそればかりではいけないということでもあります
・企業が本気で品質を向上させようとするのであれば、まず中国での生産をやめてみる。それは販売価格の上昇を意味するが、適正な価格でモノをつくるというのはそういうことだ。


なぜITは産業成長の軸になれない?中国の田舎で日本の熟練工と同じことができる時代(BussinessJournal)

・政治家や官僚が持つ最も単純なイメージでは、デジタル情報家電の工場を地方に誘致して、輸出を行い、雇用を生み出し、地方振興と経済成長を実現するというものだ。だが、今どきこのような図は、ファンタジーにしか見えない非現実的な夢である。
・デジタル技術という言葉は、「先進性」のイメージを喚起するが、デジタル技術の本質は先進性ではなくてコピー容易性だと思われる。だからこそ2000年代、日本企業は一時デジタル情報家電ブームに沸いたけれども、あっという間に中国工場を大規模に活用する台湾系EMS(製造受託企業)と韓国サムスンに追い抜かれた。デジタル技術は、本質的に日本の成長戦略の軸にはなれないと考えられる。
・コピー容易性を本質とするデジタル技術は、新興国の工場に容易に技術移転できる。00年代の中国のように、所得が少なく字が読める労働者が大量にいる地域なら、短期間のうちに安くて高品質のIT製品を大量製造することができる。そのような工場に、日本の企業はまったく歯が立たなくなってしまった。
・技術の移転が容易でグローバリズムが進めば、熟練労働者の必要性が減ってしまう。高度経済成長期の日本企業は、すりあわせ技術を含めたアナログ技術、すなわち「暗黙知」の技術をOJT(職場での実務を通じた教育)で教え込み、その教え込んだ「暗黙知」が漏出しないように年功序列型賃金と終身雇用制で熟練労働者を囲い込んだ。デジタル技術が支配するグローバルの世界では、日本企業がそうした給料が高く終身雇用を約束してしまったシニアの労働者と「同じこと」を中国の田舎の人ができてしまう。これでは、コスト競争に勝てない。
・つまり、伝達が容易な「形式知」であるデジタル技術は、本質的にグローバリズムによる価格競争を激化させ、非正規雇用の労働者を増やし、所得格差を拡大させる。こうした負の面を本質的にもつデジタル技術、その技術を基礎にしたIT産業を、成長戦略の軸だと謳うことは難しい。


なぜスマホにかえないのか? ガラケー利用者に聞く(マイナビニュース)

・そもそもスマートフォンがなかった時代は自分も地図を印刷して持ち歩いていたし、電車の乗り換えにしてもあらかじめ調べてメモしていた。スマホを持つようになって、自分が怠惰になっただけのような気がしてきたぞ。
・山では情報に頼りすぎるのはよくありません。自分の体で感覚を覚えるのが大切なんです。
・ただ私は古本屋での偶然の出会いが好きなんですよ。電子書籍の場合はすでに存在を知っている本を探して買うわけですよね。それだと自分の知の範囲で深堀りはできるのですが、たまたま目に止まった本を手にとってパラパラとめくり、面白そうだから買うみたいな楽しみ方がしにくいのかなと。
・私はつねにネットで人とつながっていたいわけではないんです。SNSは自分と価値観の違う人とつながることに価値があると思うのですが、私は自分の価値観に引っかかってこない人とはつながる必要性を感じないのです。


なぜ、商品が高く売れなくなったのか?(日経BIZ)

・「価格を下げる=売れる」という公式ほど、確実性の高い販促手法はないと言ってもいいだろう。しかも、「安売り」には、特別な能力を一切必要としないという利点もある。
・さらに、売り手側が「高く売る」ことを避ける理由として、「頭を使う」というつらさがある。
・つまり、安易な快楽を覚えてしまった人間は、麻薬患者と同じような中毒症状を引き起こしてしまい、過度にその快楽を求める体質になってしまう。
・安く売る商品が増えれば増えるほど、プライドの持てない商品が増えていき、やがて、会社に対しても誇りが持てなくなり、従業員の質の低下に繋がっていってしまう。
・質の悪い従業員は、考えて商品を売ることをしないし、向上心もない。命じられた仕事だけをこなし、与えられた仕事しかやらない。
・安く商品を買い求めるお客さんは、価格以上のサービスを求めたがるので、質の悪いお客さんしか集まらなくなる


○平成25年度エネルギー白書(経産省
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技術者が引きこもりやすい三つのタコツボ(日経Biz)

・かつて日本の経済成長を牽引した化学分野は、1970年代になると、公害問題を引き起こして学生の人気も低下した。代わって人気が上昇したのが電気電子や情報といった分野であった。ところが、今や、化学分野が再び脚光を浴びている。むしろ、電気電子や情報系の人気が低迷している。
・タコツボから出るということは、決して専門分野を捨てるという引き算の発想ではない。むしろ新たな分野を加えていくという足し算の発想なのである。


「技術の神話」で思考停止する日本企業(日経BIZ)

・高機能化の神話は、技術の方向性の神話の例である。技術的なスペックが高度化していくことがいいことだ、技術的に高機能化を目指すことがいいことだ、という技術進化の方向性についての神話である。実は、スイスの時計産業が選択したように、素晴らしいデザインを実現できる技術、コストダウンを実現できる技術、という選択肢がある場合でも、多くの日本企業が高機能化という方向を選択してしまう。技術には、こうした神話が少なからずありそうだ。技術者たちだけが持っているのではない、ふつうの企業人にも技術信仰のようなかたちで案外広まっている、神話である。たとえば、技術の価値についての神話がある。技術が高度ならば価値がある、技術が新しいことに価値があると、なかば無意識に考えてしまうのである。


ニッポンの製造業から消えた400万人労働者の行方(日経BP)

・90年代以降、製造業は400万人以上の雇用を削減し続けており、数字の上では、この400万人は、ほぼ全員が非製造業に吸収されたという姿となっている。
・つまり、労働力の部門間移動の一部は、「1990年代以前であれば製造業に入職していたであろう労働者が、非製造業、特にサービス業に吸収される」というプロセス経て進行した。
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100万円やるから、世界を旅してこいや!(President)

・とにかく子供にこそ、「本物」を見せたり、体験させたりしてほしいってことだ。テレビやインターネットでわかった気になってちゃダメだ。子供には五感で本物を味わわせて、感性を磨いてやるべきだよ。磨けば磨くほど、勘が鋭くなって利口になる。
・利口ってのは勉強の成績の良しあしとは関係ないよ。生きていくうえでの知恵のようなものだ。俺は、大企業のお偉いさんやNASAの頭のいい人たちとも一緒に仕事をしてきたけどさ、本当に仕事ができる奴っていうのは感性が違うんだよな。
・安いもので腹を満たしてばかりいると、どうも人間的な魅力が失われてしまうように思うんだ。身も心も、100円ショップのようになっちまってさ。世の中には、いい風体の人と悪い風体の人がいて、本物を知っている人ほど風体がいい。見る目があるし、品もある。
・ふだん節約することの大切さや小遣いの使い方を教えるのと同様に、ときには、一流のサービスを受けてパーッとお金を使う経験をするといいと思うよ。


「100年の衰退」の教訓:アルゼンチンの寓話(JBPress)

真の危険は、気づかぬうちに21世紀のアルゼンチンになってしまうことだ。無頓着に着実な衰退の道へと陥ってしまうのは、難しいことではない。過激主義は、そのために絶対不可欠な要素ではない。少なくとも大きな要素ではない。カギを握るのは、制度的な弱さ、国内の保護を優先する政治家、少ない資産への漫然とした依存、そして現実と向き合うのを頑なに拒む姿勢だ。


倉山満「エセ保守、ビジネス保守をあぶり出せ」(SPA!)

・大正デモクラシーの旗手と呼ばれた吉野作造という人がいます。彼は、日本という国を愛するがゆえに、日本政府を命がけで批判してきました。(中略)吉野は、官僚が国家への忠誠を政府への忠誠へとすり替えることを徹底的に糾弾しています。
・たとえば、ネット右翼と呼ばれる人たちは自らの頭で考えず、何でも素直に受け入れてしまいます。(中略)要するに、思考が停止しているのです」


ビートたけし 視野の狭いオタクが飯のタネにされる構図解説(Postseven)

・アイドルだとかスマホだとかラーメンみたいな狭いところに自分のテリトリーを限定して、その中だけで生きていこうとしているんだよな。
・だから給料が少々下がろうが、税金が増えようが、そういうことは見ようとしないし、深く考えない。楽に稼いで、その範囲の中で自分の好きな分野だけを見て生きていこうってヤツが多いんじゃないか。なんで無理して富裕層にならなきゃいけないのか。自分の世界があればお金なんてどうでもいいと思ってるヤツばかりなんだよ。


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