デジャブ2

前回の投稿で”いまデジタル一眼レフが同じ途をたどり始めた”という記載をしたが、市場動向をご存じでない方には唐突な印象を持たれたので、状況認識を追記する.
フィルムカメラ、デジタルカメラの市場規模の推移を示したグラフが下の図である.

市場規模
出典:http://cipa.jp/stats/documents/common/cr1000.pdf

一方出荷台数の推移を示したグラフが下の図である.
出荷台数
出典:https://www.itmedia.co.jp/news/articles/1905/01/news005_3.html

これからデジタル化によって単価を上げることに成功していることがうかがえる.この引用先で予想した新規性を求めるデジタル製品の限界を象徴するよう、2010年以降の出荷台数の減少率はフィルムカメラの晩年を超えるような傾きで減少していることがわかる.これはまさに他の家電製品がたどった道と同じ状況である.フィルムカメラが90年代にかけて細く生き永らえ続けたのとは対照的な挙動である.単価が上がった原因はこの間の人件費の上昇は小さいので、人件費以外の製造コストが上がったためと推察される.すなわち製造にかかっているエネルギーが増加したことに起因する.製造にかかるエネルギーが大きい原因として,レアアースに代表される採掘に伴うエントロピーの大きい材料が多用されていることが推察され,持続可能な産業構造が昨今の環境変動と絡めて議論されるように、このような製品がランニングではエコ”ノミー”であるかもしれないが、ライフサイクルでエコ”ロジー”かについても考慮すべきであろう.すわなち,一人ひとりの消費行動が昨今のゲリラ豪雨のような異常気象や温暖化の進展のトリガーとなっている可能性について考える必要があると思っている.

タイトルがデジャブ2となっているのは、デジャブがあったためである.

後悔後を絶たず、後悔役に立たず、後悔先に立たず

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