正常性バイアス2016

日本が成長できない本当の理由(HorborBusiness)

・英国の場合、『英国病』と呼ばれた暗黒の時代もありましたが、歴史上、いくつもの経済危機を乗り越えてきたこともあり、常に「根本的にどうすればいいのか?」という思考で問題に向き合うのです。


だから日本経済の生産性は「めっちゃ低い」(ITmedia)

・それは一言で言ってしまうと、客観的な事実に目を向けることなく、自分たちに都合のいい「願望」のような評価に引きずられてしまうという「病」である。
・だが、このように客観的なデータを提示されても日本人の多くはこの現実を受け入れようとしない。受け入れないどころか、「そもそも日本人はチームプレーが得意なので1人当たりのGDPなど意味がない」とか「日本人には生産性などという指標でははかれない力がある」という科学的根拠のない反論をしてくることの方が圧倒的に多い。
・日本人は「全体」と「個」の話をゴチャマゼにしてしまうことが多い。例えば、日本代表選手が金メダルをとると、実況は「見たか、日本の底力」みたいなことを平気で言う。その選手個人が成し遂げた偉業であるにもかかわらず、なぜか日本人全員がスゴいみたいな「勘違い」をするのだ。最近よくテレビ番組で見かける「日本の××は世界一」というのにも同じ問題が散見される。
・こういう戦時中の指導者層がつくりだした「日本型資本主義」はバブル崩壊を経て、「失われた20年」で完全に敗北をした。しかし、1億人以上という人口と、過去の遺産でなんとなくまだそれが露呈しない状態が続いているだけなのだ。


日本人は「人口急減の恐怖」を知らなすぎる(東洋経済)

・人口構成をみれば、問題は以前からあったわけで、人口急減は予測できていた、ということですね。
・高齢者が増えてくると社会保障で支えなければならない。すると生産人口が生み出した富のうちのかなりの部分が社会保障に振り向けられる。いわゆる投資に向けられるおカネが少なくなる。それが人口オーナス。jinkou.jpg


保育園に落ちた日のこと(nikkeiBP)

・それが、昨今では、現政権の施策に批判的な態度を表明している人々にいきなり「反日」という呼称を当てはめにかかる用語法がすっかり一般化している。ということはつまり、日本人に対して「反日」という言葉を使う彼らが自分たちの頭の中で想定している「日本」なるものは、まっすぐにそのまま「現体制」「与党」「安倍政権」を意味しているのであろうか。だとすると、その彼らの言葉の使い方は、国家の方針に同調しない自国民に対して「非国民」というタグを貼り付けていた人々とあまりにも似すぎているのではなかろうか。
・「日本死ね」の主張を「他責的」だと言って論難するツイートもいくつか見かけたが、そういう見方をしている人たちの言う「日本」も、やはり、どこかおかしい。彼らは、「日本死ね」の書き手にとって、「日本」が、徹頭徹尾「他者」であるという前提でものを言っている
日本を死に至らしめるのは、そんなに難しい話ではない。出産適齢期の男女が、子供を持ちたいと思えない社会を作れば、日本は、50年ほどで、きれいに死滅するはずだ。あるいは、日本は、既に、彼女の期待にこたえているのかもしれない。


トランプ大統領を生んだ米国民の怒りとは?(東洋経済)

・単純に言えば、グローバル化と技術革新が多くの人々から競争力を奪ってしまったことが原因だ。我々がやってきた仕事を、今や海外の低賃金労働者やコンピュータ制御の機械が、もっと安価にこなしてしまうからなのだ。
・しかも悪いことに、そうなると論点が「自由経済の美点」対「活動家型の政府」の是非に陥り、いくつかの重要な論点、たとえば、現在の市場が半世紀前の市場に比べどれだけ異質なものになってしまったか、なぜ50年前にはうまく分配できていた繁栄が、現代の仕組みでは広く共有できなくなるのか、さらには、市場の基本的なルールとはどうあるべきかといった論点から人々の目がそらされてしまったのである。


「普通に暮らす」という戦い。日本はあと25年で後進国化する(MoneyVoice)

・そもそもこれだけGDPが小さければ、「先進諸外国」との「物価の格差」も「賃金の格差」も拡大してしまいます。すなわちその頃の日本は、今では想像できないくらいに、「モノ」が安く、「所得」も低い国になっているわけです。それはつまり「先進諸国」の人々が買えるようなものを、多くの日本人は買えなくなってしまうことを意味します。
・そして悲しいことに、「日本企業の価格」それ自体も縮小しているので、「ホンハイによるシャープ買収」のようなことが繰り返され、日本企業が「買いたたかれて」いきます(そして、そんな「企業の爆買い」を通して日本企業固有の技術はあらかた盗まれていくでしょう)。


マクドナルドが犯した最大の失敗。「望まぬ顧客」はなぜ増えたのか?(Mag2)

・大きな問題となっていたのが「顧客の質の低下」です。マクドナルドを利用する顧客のモラルが低下していたのです。
・「類は友を呼ぶ」ということわざがあるように、望ましくない顧客が望ましくない顧客を呼び寄せます。いつのまにか、店内が望ましくない顧客で溢れかえるようになりました。


ガラパゴス化は勝ち筋戦略(日経BP)

「ガラパゴス化=ビジネスの失敗」と揶揄していること自体、大同質化時代にどっぷりはまった考えであり、こういった思考である限り、レッドオーシャン市場で機能と価格の“疲弊戦”を続けることになるのです。


電通や東芝といった大企業が、「軍隊化」してしまうワケ(ITmedia)

・旧日本軍をモデルとした日本の大企業に、このような不正が増えているというのは、「敗戦」が色濃くなってきたからではないのか。


大企業に巣食う「Made in Japan」の呪縛(現代ビジネス)

・つまり、成功すれば「みんなが頑張った」失敗すれば「みんなが悪かった」で済ましてしまう。そのため「何が」うまく行き、「誰が」貢献度が高く、「なぜ失敗」し、「誰が」悪かったのか、をはっきりさせることができないということになる。つまり成功も失敗もその原因を科学的に分析ができていない。成功も失敗も要因分析をしないため、将来へ生かせない
・再分配をしたから日本が経済成長したのではない。原資があったのを再分配したわけであり、原資がなければ、そもそもあの時代にあんな無茶なことはできなかったのである。当時の日本経済はまず肝心の「先立つものを」を持っていた。敗戦国ゆえの貧乏で信用もなく、ろくな借金もできない国だった日本はまず実業で稼いだわけである。
・高度経済成長の時代には、国内での再分配の原資は日本人がMade in Japan モデルで日本人の工場「労働」によって海外から稼いだ「富」が国の収入になったものだ。しかし、残念なことに、前提となる原資を生み出す、「富を生み出す仕組み」が、早い会社では50年前、遅い会社では20年前から、変わってしまっている。その結果として、現在は、さまざまな社会システムに支障をきたしているわけである。
・それでは、戦後のMade in Japan とはなんだったのか? それは工場における、トヨタ生産方式と工場内での日本的品質管理の組合せのことである。さらに言えば、トヨタ生産方式 + 日本的品質管理の原則に則った生産技術開発の進歩を含めても良いだろう。
・生産技術に関しては、近年高度化した生産技術メーカーから買えば良い。製造に関するノウハウは生産技術の機械の中に蓄積されることは分かるだろう。
・言い換えれば、グローバル市場においては、単に量産工場で良い仕事をしているから、製品が選ばれる(つまり売れる)時代はとっくの昔に終わっている、ということだ。なぜなら、「どこでも誰でも学べばできる」からである。「当たり前」である。


日本のお家芸「技術力」が、実は景気回復の足を引っ張っている(Mag2news)

・「自分たちに有利な環境づくり」。これが日本人が最も不得意とすることで、日本は誰かにルールを決めてもらい、与えられた枠組みなどの「環境」の中で頑張るのは得意です。しかし、「環境」そのものを自分に都合よく変えるという発想がなく、致命傷となっています。つまり、目の前のバトル(戦術)に勝とうとするばかりに、それよりも高いレベルのルールづくり(戦略)に目が向かない。日本は勝負自体で勝とうとすることよりもむしろ、「自分の都合のよい場」をつくって相手(そして自分自身も)を「コントロール」することを心がけるべきです。


特殊部隊創設者の新著は「リーダーの教科書」だ(nikkeiBP)

・アメリカという国は、誰がやっても勝てるように戦略を立てるのが得意な国です。信じられないほどの予算を使い、バカにデカい飛行機をつくり、人の土地に行って何か落っことして帰ってくる。このアメリカ流の戦い方は、戦い方さえ決まっていれば、誰にでもできることです。その戦略を元に、個人に期待せず、歯車として管理する。それができるのが、彼らの素晴らしい能力です。歯車は、いくらでも代えられます。
・重要なのは、いかにして相手を相手の苦手な環境に引きずり込むかです。


外国人からの「想定外の質問」がイノベーションを生む力を鍛えてくれた(ハーバードビジネス)

・革新的なアイデアは前例がないため、評価する側にもその良し悪しを判断することが困難です。評価する側がその効果を見通すためには、「顧客が気づいていない問題」を意識できていなければなりません。どれが革新的なアイデアなのかを見極めることが難しく、なかなか評価できないのです。
・全社的にイノベーションを起こす能力を高めることは、非常に大事なトレーニングです。現場からのアイデアと、それを正しく評価して磨き上げるマネジメントの両方が伴わなければ、優れたアイデアの芽を摘んでしまうことになりかねません。実際に日本企業のほとんどは、その状況に陥っているのではないでしょうか。


日本企業の「先送り」体質、そのルーツは旧・日本軍にあった(SBクリエイティブ)

・現在日本は、少子高齢化社会という人類史上類を見なかった未知の世界に入ろうとしている。当然のことながら若者が少なくなることで労働力が不足し、生産力が下がる。消費意欲の乏しい老人の増加で国内消費が減少し、国内市場そのものが縮小していく。日本が経済大国であった時代が終焉し、出口の見えない長期不況の中で、これまでのやり方が通用せず、日本は今、想定外の危機的な状況に陥っている。
・太平洋戦争での日本軍は初期の快進撃から一転守勢に立たされたのは、これまでの戦闘の方法が通用しなくなったからだ...という現実認識ができず、それまでのやり方からすれば「想定外」の状況の連続に大混乱を起こし、突破口を見つけることができず敗戦を迎えた。


資本主義は、もう「戦争」でしか成長できない(東洋経済)

・「経済成長は、もうできません。だから、成長戦略もありません」とあっさり認めてしまって、「成長しない国をどうやって運営していくのか。どうやって1億2000万人の国民を食わせてゆくのか」について、オルタナティブのプランに知恵を使わなければいけないはずなんです。知的な資源は「成長しなくても、生き延びられる戦略」の立案に集中すべきなんです。
・「何が何でも経済成長を」という心理は、自らの不能性を否認したいという惨めな欲望に支えられ、さらにそれは排外主義にもつながりかねないわけです。
・経済成長が必要とされるケースというのは2つしかない。すべてを失ったときと、これからすべてが始まるときである、と。


コダック破綻のケースから学ぶ、IoT時代の破壊的変化に対応する方法(HarvardBusiness)

・利益基盤をアナログ印刷からデジタル印刷へと変えるために、コダックは痛みを伴う厳しい改革を実行したのだ。にもかかわらず、破綻した。何が間違っていたのだろうか。
 コダックは自社の技術革新に専心するあまり、ある事実に気づかなかった。それはデジタル印刷を可能にした技術要素が、まさにそれ自体の進化によって、自社の土台を脅かしたということである。
・コダックは当初、破壊的変化を受け入れてデジタル企業へとみずからを変革するという、苦しい道へと踏み出した。その際に目指していたのは、写真を紙に印刷する新たな方法の確立であった。
 この戦略の盲点と、その後の崩壊の根本原因は何か。それは「エコシステムにおける関連要素の進歩」によって、最終目標の価値が一掃されてしまう――この可能性を予見できなかったことだ。


「立ち上がれ!ソニーの中の“不良社員”」(日経BP)

・デジタル化の時代になって、韓国勢や中国勢、台湾勢が、その製造装置を買うことができれば、日本企業と同じ品質やスペックの製品が作れるようになってしまった。半導体は物理学の世界で、原理原則をきちんとやると、後は論理的に同じ結果が出る世界なんだ。だから同じ装置を使えば、同じ品質のものが作れる。


「管理屋の跋扈でソニーからヒットが消えた」(日経BP)

・研究開発を始めて、たった3年で利益が出るような簡単な技術なら、どんな企業も真似するよ。そうじゃない技術の「芽」を見出して事業化しようとする目利きがあるからこそ、差別化ができるんだ。


豊田章男社長が「もっといいクルマをつくろうよ」と言い続ける理由(President)

・自動車は幸い、巨大な装置産業ゆえに参入障壁が高いため、家電のようにはならないですんでいる。豊田社長は白物家電的なクルマづくりだけをやっていては将来、付加価値低下は避けられないとみている。それが「もっといいクルマをつくろうよ」という言葉の真意であり、レクサスをブランドづくりの尖兵という存在に位置づけているのだ。


日本経済は、もう詰んでいるのか? 人口減少「放置」が生んだツケ(MAG2news)

・日本の衰退は、家電産業の衰退で63兆円もの産業が半分以下になったことが大きい。観光として、外国人が2,000万人も訪日したが、1人10万円を使ったとしても2兆円程度の規模であり、航空機代で30万円としても6兆円であり、家電産業の63兆円を代替できない。この家電は、多くの部品産業も下に抱えていたので、多くの雇用も失われたのである。
・日本の衰退の大きな原因は、家電などの製造業の衰退で、給与が安いサービス産業が代替として大きくなり、そのため非正規雇用の安い労働力に頼る産業しか雇用先がなくなったことによる。


ニッポン半導体のシェアがついに8%に(YahooNews)

・電機がリーマンショック以降、ダメなことがわかったのにもかかわらず、それを半導体事業が悪かったからという言い訳にしてきた。だから本当の病巣を見つけられなかった。
1980年代は商品寿命が7~10年もあったから、この戦略で成功した。しかし、商品寿命の短い今はかつてのこの戦略が使えない。そのソニーも独自製品を生み出せない体質に変わってしまった。
・半導体産業が活発な米国では、ファブレスが非常に多く、台湾、中国が続いている。特にファブレスで日本が中国に抜かれていることは、日本の技術力そのものに疑問符がついているようなもの。
・ファウンドリビジネスの得意な台湾は、日本と違いブランドを表に出すよりは実を取るビジネスを好む。これに対して日本は、武士は食わねど高楊枝、見栄を張るだけで、ひたすら沈み、デフレをまっしぐらに走っている。この姿は半導体ビジネスだけではなく、ニッポンそのものをよく表しているようにも見える。


震災特番「視聴率全滅」が意味するもの~日本人は冷たいのか? それとも、見られない理由があるのか?(現代ビジネス)

・『目を逸らす』という態度と、『端から無関心』は違います。無力感だったり、変わらない原発政策への絶望だったり、家族を喪った人を見るのが辛いという気持ちだったり、そういうものから目を逸らして生きるのは、むしろ生きる術なのではないでしょうか
・不運ではなく、そういう生だったのだ。不運と思っては、哀し過ぎるではないか。不運と思うな。そう自分に言い聞かせて、今日まで来ている。


なぜグローバル化は日本人から「品格」を奪ったのか(President)

・企業はヒト・モノ・カネで成り立っているものの、バランスと順位(ヒトが1番目)は不変という日本的経営の良さを、外資が壊したと指摘。「ハゲタカが求めるカネ(配当や売却益)に経営の重点が移り、ヒトはカネを生み出す『機能』としてしか見ない傾向が定着したことが、いかに日本企業を劣化させたか」
・つまり、成長から成熟、衰退のプロセスを熟知しているわけだ。恩地氏は「これからの日本は、経済活動にしても、政治にしても、欲深さや不正直ではなく、本当の意味で品格が求められるのではないか」という。そして、その好例をイギリスに求める。


日本はかつてない「安売り」の時代に入った

・没落……とまで言うと厳しい言い方だが、ジャパンマネーの弱体化のスピードは思いのほか速かった。そのスピードに戸惑うのは仕方ない。その事実に、傷つき、自信を失っている日本人は多いだろう。目を伏せたくなるのも無理はない。力が弱まる勢いと呼応するように、過剰に日本を礼賛する、保守的な右翼寄りの論調が立ち現れた。
・モノづくりの力を称え、歴史の深さを誇り、日本の良いところばかりを強調する。そして関係の深い隣国である韓国や中国(なぜかロシアは叩かない)を、厳しくバッシングする。これは歴史的に、先進国が必ず陥る現象でもある。


「日本の中枢は、いまなおメルトダウンを続けている」(現代ビジネス)

・日本の「リーダーたち」にとっては、「不都合な真実」は「存在しない」か「記録等がなくて確認できない」ことが多い。
・報告書には日本社会のエスタブリッシュメント(既成勢力)にとってあまりにも都合の悪いことばかり書いてある。報告書は「不都合な真実」だったのだろうか。現在の状況は国会事故調などまるで「存在しなかった」かのようである。


ムヒカ大統領から日本人へのメッセージ

・名誉とは「任務を最後まで全うするということかな。自分が引き受けたスポーツでの任務をね。君たちの文化ではとても大切なことだろう?」
・ペリー提督がまだ扉を閉ざしていたころの日本を訪れた時の話さ。当時の日本は『西洋人は泥棒』って思っていた時代だね。あながち間違いではなかったけど、賢い政策で対応したとは思うよ。西洋にある進んだ技術に対抗できないことを認め、彼らに勝る技術をつくろうと頑張ったんだ。 そしてそれを成し遂げてしまった……実際にね。でもそのとき日本人は魂を失った
・多くのモノを持たず、それ以上を望まなかったかつての日本人。たしかに「足るを知る」を美徳とした文化は、いつしか私たちの手の平からこぼれ落ちてしまった。
・西洋の悪いところをマネして、日本の性質を忘れてしまったんだと思う。日本文化の根源をね。幸せとは物を買うことと勘違いしているからだよ。幸せは人間のように命あるものからしかもらえないんだ。物は幸せにしてくれない。幸せにしてくれるのは生き物なんだ
・根本的な問題は君が何かを買うとき、お金で買っているわけではないということさ。そのお金を得るために使った『時間』で買っているんだよ。


日本は「格差社会」である前に「階級社会」だ(東洋経済)

・大切なことは、ミクロな視点から出た解答は必ずしもマクロな視点での解答と一致しないということだ。各学校が目の前の生徒を前提に採る教育方針と国全体で行うべき適切な方針は決して同じではない。
私が専門とする物理学では、統計力学の手法によってミクロとマクロの世界を繋ぐことができるのだが、教育の分野でそれを行うのは難しい。


異常なコストダウン競争で「底が抜け始めた」日本社会…手抜き・騙しが常態化(BizJournal)

・たとえば、教育費の削減などはただちに問題が発生することはないが、5年後・10年後には人が育っていないから企業衰退の原因となる。
・機械製品を例に挙げると、素材を減らす(薄くする・小さくするなど)、別の素材に変える(今まで時間をかけて精度を高めてきたのにバランスが崩れる)、部品点数を減らす(メンテナンスに却って手間がかかる)、顧客の目に触れない箇所の手を抜く(耐用年数が短くなる)など、挙げればきりがないほどである。


すべての戦略には使うべき状況がある(日経BIZ)

・人の場合も同じだが、現実にさらされない万能感に毒された人物より、現実に揉まれて自分のできること、できないことをわきまえた人の方が、成果は上がりやすい面が確実にあるのだ。また、この観点からは、他社での失敗事例が積み重なった戦略こそ、逆に使い出のある状態に熟成したと考えられるケースの存在も示唆する。
・まず、問題を誰も与えてくれない以上、自分で何が問題かを探して掛からなければならないケースが出てくる。特に企業においては、ある程度以上の地位を得ると、仕事は自分で創り上げる、つまり成果の出る問題設定を自ら行うことが必ず求められるようになってくる。
・こうした「現状認識と問題設定」の力は、知識の習得を主眼とする学校では身につけにくく、偏差値の高い大学の出身者でも、社会で成果を残せないケースが生じる理由の1つだと言われている。常に問題を他者から与えられることに慣れてしまい、自分で問題を見つけられない心性を身につけてしまうからだ。


転機は95年、強い日本型経営が暗転した(日経ビジネス)

・一体何が起きていたのか──。90年代に入る頃から本格化したのはパソコンの普及であり、インターネットの浸透だった。あらゆる情報と技術がデジタル化し、新興国でも規格化された機械を導入して、ネットに接続すれば、熟練工なしでも一定以上の品質のものが大量生産できる。そんな時代がここから始まった。
・様々な分野で価格が急激に下がり、新興企業の強烈な挑戦に先進国の大企業は苦境に追い込まれた。
・ところがウィンドウズ95が道を開いたデジタル化とネット化の奔流は、長期雇用の中で蓄積していく熟練の価値をほぼ消し去った。デジタル化された機械を購入すればある程度の品質のものを効率よく作れるようになったからだ。DRAMなどはその典型だった。こうして終身雇用や現場主義は、電機産業を中心に日本企業の強みとは言いにくくなっていった


トヨタ自動車社長の豊田章男氏が自動運転についてコメント---「愛」にこだわる(日経BP)

・自動車メーカーとしてもう1つ違う点は、クルマには『愛』が付くことである。つまり、自動車メーカーが造るのは『愛車』。これに対し、IT企業が造るのは『i車』という違いがあるというこだわりを持っていきたいと思っている。


ニッポンの家電産業はなぜ負け続けるのか? 手遅れになる前に「現場」への大胆な権限移譲を!(現代ビジネス)

・古い映画だが、世紀の大事業として語り継がれる黒部ダムの建設を描いた『黒部の太陽』などを観ると、高度成長を支えた電力事業などのインフラ産業においても、そこに描かれている戦後の経済人や企業人には、国家再興に命を懸けたプライドや気迫がみなぎっていた。
・日本の家電産業はなぜ苦境に追い込まれたのか。一つ目は、インターネットやクラウドコンピューティングの発達によって、家電の定義が変わってしまったこと,二つ目は作り方が変わったこと,三つ目は、「ムーアの法則」やデジタル化による過当競争で製品のコモディティ化が進み、ライフサイクルが極端に短くなったこと,四つ目は、スマホやSNSの浸透で消費行動が様変わりしたこと

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この記事へのコメント

oji
2016年12月09日 00:41
ブログを拝見しました。
日本の産業界はもう終わりだという風にいわれますが僕はそう思いません。
なぜなら、液晶ディスプレイもスマホも生産はとても容易であり汎用の部品さえそろえればどこの国でも作れるからです。
また、その汎用の部品においてシェアを維持しているのも日本のメーカーです。
たとえばデジタルカメラの撮影素子や汎用のニッケル水素電池、各種パワー半導体などです。
また、製造ノウハウが必要な車、また車関連鉄鋼などでもまだまだ高いシェアを維持しています。
空不異色
2016年12月09日 22:30
ojiさん,http://zuito.blog77.fc2.com/blog-entry-154.htmlのデータを見てもらうとわかりやすいですが,デジタル製品のような生産技術を必要としない製品は究極の工業製品ですが,工業製品の利益の源泉がどこにあるかと言うことを考えたとき,先進国の産業でなくす,もしくは先進国でなくても作れることを可能にした究極の工業製品であろうと言うことです.
空不異色
2016年12月12日 07:25
また川下ほど産業の裾野,すなわち雇用への影響,も大きいわけですが,そういった川下の産業をもつことが先進国たらしめてきたわけですが,いまやそれが生技が生きているのは自動車産業だけになりつつあります.

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