正常性バイアス2017

「想定外の質問」にも堂々と答える人の裏ワザ(東洋経済)

・プレゼンが終了し質疑応答の時間が来たときに、海外のスピーカーは「Any question?(質問はありますか?)」と熱心に何度も聞き、何も質問が出ないとがっかりとした表情をするのに対し、日本人のスピーカーは質問が出ないと、「あ~、よかった……」とほっとした表情をするのです。これは、(苦手な)プレゼンを早く終わらせたいという気持ちに加え、質問のとらえ方によるところも大きいのでしょう。質問を「ツッコミ、あらさがし」ととらえるのか、「聞き手の興味関心の表れ」ととらえるのかです。


電気自動車は石油消費を減らせない?EVシフトのエネルギー論(日経BP)

・EVの競争力の1つが「燃費の安さ」だ。一般的なHVが約6円/kmであるのに対し、EVは約3円/kmと安い。だが、この差は現行のガソリン代を前提にした場合だ。ガソリン価格の約半分は揮発油税などの税金が占めているため、税制次第で競争力は変わる。
・そもそも、EVシフト効果のターゲットとなっている自動車燃料用の石油消費は全体の35%程度しかない。石油消費の多くはプラスチックや薬品などの石油製品や、ボイラー燃料などの産業用途である。これがEVシフトの効果が限られる大きな理由だ。
・一方で、EV化やシェアリングエコノミーが進展した時代にあっては、部品を含めてガソリンエンジンを軸にした内燃機関産業は衰退し、自動車販売数も急減している可能性がある。


トヨタ連合がEVで反撃、基盤技術を標準化 未来の勢力図見えず(Reuter)

・「未来の車を決してコモディティ(汎用品)にしたくない
・「チーム・ジャパン」としてやれることを考えないと欧米・中国勢などと対抗するのは難しい
・ガソリン車以上に求められるEVの静粛性や振動抑制などに、日本車大手が長年磨いてきたすり合わせの技術こそ「今後も生きる」と強調する。
・トヨタ系部品会社の幹部は「車は人の命を運ぶ。ベンチャーなどがいきなり安全な車を作るのは難しい」と冷ややかだ。しかし、何年か経って経験を積めば、新規参入組に技術も追いつかれる恐れがあり、自社のものづくりの力が優位であり続けるかは「楽観できない」という。
・デジタル家電で日本勢の衰退を招いた敗因の1つは、技術者の「敵陣流出」だったことにも触れ、すぐには収益にならない研究開発でも技術者を逃がさず「長く育てる」ことだと強調する。


欧米人が日本人に「捕鯨は絶対許さない」と言い続ける深い理由(現代ビジネス)

・〈正義の反対は悪ではなく、別の正義〉という、引用されたボブ・ディランの歌詞そのものの状況です。
・日本人は、古来の風習をこれからもできるだけ長く続けていくことに対して何の疑問も持ちませんが、欧米の人々は、今の時代に合わないことはやめたほうがいいと、いつも議論して検証している。いくら「伝統です」と言ったところで、「悪い伝統は改めてください」となります。結局は感情論です。


ホリエモン×ひろゆきが語るiPhoneの未来と日本の凋落 「部品を発注する国ってだけになっちゃう?」(週プレNEWS)

・先進国の経済不況が続く限り、高い製品は売れにくいわけで、そうなると新型iPhoneの性能がどうのこうのって話より、そもそも携帯電話にそんな高いお金払えないよって人のほうが増えていく気がします。
・日本人向けのビジネスって、あと10年はいけても、その後はなかなか厳しそうな気がします。って考えると、iPhoneも今後の日本では今みたいな勢いはキープできなくなるかもですよね。
・だからマーケットとしての日本の影響力が落ちていることは事実。これからは、それを直視していかないとダメだと思うな。


「建設的な不調和」で企業も社員も活性化する(HarvardBusiness)

・組織も個人と同じで、うまくいっている時は特に、すぐ自己満足に陥ってしまう。多くの場合、自己満足に陥るきっかけは過剰な「調和」である。そして調和を生み出すのは同調圧力と現状肯定、そしてご都合主義の情報解釈である。


トヨタ系列も巻き込まれるEVシフトの衝撃(東洋経済)

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・いったん技術がテイクオフすれば変化は急激に訪れ、既存の産業は破壊的な影響を受ける。日本がテスラに先を越されたのは、日本企業がイノベーションのジレンマにとりつかれていたからだ


野中郁次郎氏が明かす名著秘話「『失敗の本質』はボツになりかけた」(DiamondOnline)

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・暗黙知、思いといったものを形式知化し、それをまた自分のものとして身体化するというスパイラル運動で、新しい知が創造され、そこからイノベーションが生まれてくる
・SECIモデルはPDCAではないのです。PDCAサイクルは「P」、つまりプランすることから始まりますが、プランできるということは形式知化されたものから始まっているということですから。


EV化へ一気に舵を切って大丈夫? 各国で「禁止」されるエンジン車に未来はあるか(ビジネス+IT)

・EVは構造自体はエンジン車よりもずっとシンプルで、バッテリーのマネージメントなど制御ソフトやドライバーの操作感を走りと一体化させるチューニングにこそ、EV開発のノウハウがあり、自動車メーカーはむしろ車体部分の量産技術しかアドバンテージと言える部分はないと言われている。
・電池には、エネルギー密度が高くなれば短絡による発熱や発火事故といったリスクが高まるという面もある。ガソリンや軽油にも火災などのリスクはあるが、それらはほとんどが衝突事故が原因の二次的な災害であり、イメージよりもずっと安全なのである。
・液体燃料の持つ利便性やエネルギー密度の高さは、バッテリーではなかなか得難いものがある。現在、さまざまな研究機関がいくつもの革新的なバッテリー技術を開発し、実用化に向けて研究を重ねているが、現在のリチウムイオンバッテリーは軽油やガソリンと比べエネルギー密度は40分の1程度でしかない。


組織の強みは唯一、知を発見できるかで決まる(HarvardBusiness)

・50年前と比べると、すべての文化がそうなりつつあります。大衆に金銭的に支持されることに最適化しつつあるんです。多かれ少なかれ、たとえば世界の映画産業なんかもそうなっています。


集団的創造の時代の知は、手を動かすことでしか生まれない(HarvardBusiness)

・一つは、専門分野が異なるテクノロジストたちが、みずからの専門領域の境界を超えて一緒に手を動かしながら考え、創造するということ。もう一つは、つくるプロセスの中で汎用的な知を発見し、そうして見つけたクリエイションに関する知を共有、再利用することで、集団としての創造力を上げることです。この二つがかけ合わさって初めて、集団的創造が生まれると思っています。
・単なる知識は組織外にも簡単に共有されてしまいますが、手を動かすプロセスで発見した知は、非言語だったり、些細すぎたりして、そこにいる人たち以外での共有が難しい。だからこそ、次のプロダクトや次のサービスで新しい価値を生み出すことにつながっていきます。


経産省若手官僚5人が語り合う「私たちが、あのペーパーで伝えたかったこと(文春Online)

・――ただそれが「不安な個人、立ちすくむ国家」というネガティブな、撤退戦のような言葉遣いになったのはどういう理由なのでしょう?

須賀 タイトルは最後の1週間で決まったんですが、これでもすごく前向きなんですよ(笑)。副題の「モデル無き時代をどう前向きに生き抜くか」とセットになると、バランスの取れた前向きさになると思うんですが。

高木 副題が外れるとここで思考が止まっちゃいますからね、「立ちすくんでるんだ」って。そういう意味では、これからまだやるべきことが相当にあるよね、という動的なメッセージを提示したつもりです。


No Change Given(いすみ鉄道 社長ブログ)

・それに比べたら日本のシステムって実にやさしいと思います。
それはなぜか。日本ではいろいろな所でまだ「人」が関わっているからだと思います。
地下鉄の駅にはたいてい改札口のところに駅員さんがいて、わからないことを教えてくれたり案内してくれます。でも、ニューヨークでもパリでも、地下鉄の駅の改札口に駅員さんがいるなんてところは、大きな駅以外にはあまりありません。
いちいち人が関わることは、イコール人件費ですから、まず最初に削減対象になります。だから、いないのです
だから、お客様は自分のことは自分で考えて行動するしかない。


日本人はすでに先進国イチの怠け者で、おまけに労働生産性も最低な件(現代ビジネス)

・ではなぜ、仕事が楽しいものではなくなってしまったのか。一つは職場の人間関係がギスギスしたものになってしまったこと。
もう一つは仕事の目的が儲けることだけになって、本来の目的である社会の役に立つという部分が希薄化してしまったからです。


移民問題 「馬鹿にされる経済団体」と「見たい現実を見る国民」との仁義なき戦い(文春オンライン)

移民であれ老人介護であれ育児であれ出産であれ就職であれ、現状で発生している問題を「政治的課題」だとして、ある種のべき論で振り回すことがいかに無駄であり、人間の見たい現実だけを見るメカニズムぐらいにしか機能していないんだろうなと感じるわけですよ。


『水戸黄門』の復活が、あまりよろしくない理由 (ITmedia)

・『水戸黄門』なんかに影響を受けた覚えはない、という人も多いかもしれないが、プロパガンダというのはそういうものだ。トランプ旋風など典型的だが、最初はただ単におもしろがって注目していただけなのに、気が付けばそれが社会主流になっている。


プリウスPHV パイオニア時代の終焉(ITmedia)

・すべてのインフラ発電が、水力や風力、太陽光などの再生可能エネルギー由来にならない限り、「電気自動車はゼロエミッション」あるいは「環境負荷ゼロの夢のクルマ」という言葉はただのウソで、CO2の発生をクルマが走っている時だけにトリミングする広告上の詭弁(きべん)である。
・しかも電気自動車には再充電に時間がかかるという重大な欠点がある。各社は充電時間の短縮に懸命だが、急速充電を行えば、エネルギーロスがどんどん増える。バッテリーの寿命にも影響を与える。短時間充電は環境的にはネガティブなのだ。


「日本の鉄道は世界一」という人がヤバい理由(ITmedia)

・なぜ多くの外国人ジャーナリストたちが「運行ダイヤ」を絶賛したのか。「やっぱり外国人はマンホールを撮影したり、日本人とは視点が違うなあ」で済ますのではなく、そこに引っかかった理由を、我々は深く考えるべできはないのか。
 かつてドラッカーがファシズムの本質だと述べた「運行ダイヤの正確さ」を誇らしげに感じてしまう我々に問題はないのか。
 そろそろ自分たちが重い「病」にかかっていることを自覚したほうがいい。


トヨタ筆頭に日本メーカーの商品力が強まる年(日経BP)

・エンジンのないEVの大量導入は、エンジン部品を手がける部品メーカーを傘下に多く持つ自動車業界のビジネスモデルを根底から覆す可能性があるだけに、日本メーカーはこれまで慎重だった。しかし、欧州メーカーが先鞭を付けたトレンドが世界に広がっていくというのがこれまでの自動車業界の歴史であり、この動きに乗り遅れれば、日本メーカーは存在感を失いかねない。

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